Borussia Dortmund Magazine

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レヴィアダービーと、議論を生んだオーバメヤンのマスクパフォーマンス

   

香川真司からの「優しすぎる」ラストパスをゴールに結びつけると、ピエール=エメリク・オーバメヤンはマスクを被り、自身の24ゴール目を盛大に祝ったが、そのマスクにはどこか違和感がぬぐい切れなかった。

彼のマスクセレブレーションは、これまでコミックヒーローのマスクを被ることが定番だ。スパイダーマン、そしてバットマン。しかし今回のパフォーマンスは大きな波紋を呼んでいる。

マスクの正体

著名なキャラクターでもないそのマスクの正体。 “The Masked Finisher”として、オーバメヤンがナイキのプロモーションビデオに出演している。これはオーバメヤンがデザインし、ナイキが作成した特別なキャラクターである。彼はナイキと専属契約を交わしているが、ドルトムントのメインスポンサーはライバル会社のプーマであり、当然首脳陣は快く思っていないようだ。「ナイキが経済的利益をこのように推進しようすることを受け入れられない」とはっきりと述べた。

「我々は再び話をしなくてはいけない。仮にこの行動がナイキと結びついているのならば、彼にとっては少し難しいことになる」と試合後にハンス=ヨアヒム・ヴァッケ社長は記者に語った。ドルトムントは彼に罰金5万ユーロを命じるとも言われている。

元キャプテンの苦言

ダービー後、彼の振る舞いについてSport1では議論がなされ、そこには元キャプテンのセバスティアン・ケールが参加、彼に対していくつかの意見を述べた。「私は彼を理解している。彼はポジティブなクレイジーマンだ」と前置きしたうえで、「(振る舞いは)少し腹立たしく思っている」と言い、「個人的なスポンサー契約に留まらず、それを全体の場で行うことは良くないことだと思う」と答えた。そして「あまり多くの自由を与えすぎないに注意しなくてはいけない」と苦言を呈した。

ケールは今回のパフォーマンスが、2015年のパフォーマンス(バットマンとロビン)の時のような自然発生的な歓喜ではなかったと解釈しているようだ。「私は罰金があると想像している」と話したが、その後「多分ナイキが支払うだろうね」とウィンクして議論を締めくくった。

プーマ側からは「正しい対処を求める」と声明があり、ヴァッケ社長はその対応に追われることになりそうだ。以前もオーバメヤンはスポンサーがらみで問題を起こしており、今回の処罰は甘いものにならないだろう。ナイキとスポンサー契約をしているオーバメヤン。ドルトムントとスポンサー契約をしているプーマ。一つはっきりとしているのは、チーム以上の選手はいないということだ。そして、レヴィアダービー後の話題がマスク一色になったことも、個人的には甚だ残念である。

 - 16/17シーズン, ブンデスリーガ, ボルシア・ドルトムント , , , ,

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