Borussia Dortmund Magazine

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ライプツィヒ戦に対する勝利と、フットボールの愚かな一面

   

非常にコンパクトで緊迫感のあるゲームとなった。ドルトムントは2位を走るライプツイヒを撃破。ウスマン・デンベレのドリブルで2人を抜き去りクロスを上げると、ピエール=エメリク・オーバメヤンが豪快に叩き込んで先制。その後ドルトムントは集中を切らさず、粘り強く先制点を守り抜いて勝ち点3を奪い取った。

先制点を奪った後、トーマス・トゥヘル監督は珍しく喜びを爆発させた。そのことを指摘されると、「ジグナル・イドゥナ・パルクの緊張が高まり、投光照明が照らされ、特別なエネルギーに満ちあふれると、私も雰囲気にのまれてしまう。1-0とリードを奪った瞬間、両手をポケットに入れたままでいることなど誰にもできないよ。私も同じだ」(BVB公式)と答えている。

「4-0で勝ててもおかしくはなかった。本当に見事な戦いだった」とチームのパフォーマンスを賞賛。マインツ戦で多くの批判を浴びた指揮官を開放する勝利であり、好調のライプツィヒ相手にクリーンシートを達成。チームにとって大きな自信を得る勝利となった。

素晴らしいフットボールを披露したドルトムントだが、その一方、フットボールの醜い一面が勝利に影を落とした。

ライプツィヒに対する強烈な拒否反応

試合が始まる直前、南スタンドからは多くのバナーが掲げられたが、そこには美しい言葉ではなく汚い言葉が並べられている。”Bullen schlachten”(雄牛を虐殺する)や、”Bullenschweine”(雄の豚)など、差別的なフレーズも多く見受けられた。敵意と差別用語が記されたバナーに対し、SNS上でも多くの批判が飛び交った。

レットブル社のフットボールクラブであるRBライプツィヒに対して、ドルトムントサポーターは嫌悪感を示しており、前回の対戦ではドルトムントのウルトラスがアウェイゲームをボイコット。同時刻に開催されたセカンドチームの応援に駆けつけている。

レヴィアスポーツによると、試合の前夜、街中いたる場所にポスターを設置。そこには「レットブル?Fuck you .フットボールは俺たちのものだ」とライプツィヒを激しく非難。ドルトムント警察は「景観の保護」として、そのポスターを容認しなかった。試合前から不快な雰囲気に覆われていたが、痛ましい事件が起きていたことを試合後に知ることになった。

断じて許されない行為

複数のメディアによると、観戦に訪れていた多数のライプツィヒサポーターに対し、ドルトムントサポーターが缶や石を投げつけたと報道。ドルトムント警察は「ライプツィヒサポーターへの攻撃は小さな子供や女性もターゲットになった」と言及。4人の警官と警察犬が負傷し、爆発物、暴行、痛ましい身体的被害、刑事損傷、侮辱、妨害や盗難などが発生したと公表「アウェイファンに対するドルトムントサポーターの極端な攻撃性と暴力」とコメントした。

RBライプツィヒは「警察やアウェイファンに対する攻撃だけでなく、子供や女性に対する侮辱と犯罪。ドイツサッカー全体にとっても容認できず、恥ずかしいものだ」と声明で批判。また、ドルトムント側も「ライプツィヒファンに対する暴動を遺憾に思っている。BVBはこの暴力を強く非難する」とメッセージを発し、「我々は負傷したファンの早期回復を願っています」と締めくくった。ドルトムント側は警察と協力し、この不快な事件に取り組んでいくと言及している。

もちろん、大多数のドルトムントサポーターは暴力や差別を忌み嫌っており、実際これまでのウルトラスの悪行に対して嫌悪感を示している。彼らは世界最高のサポーターという称号を持っているが、そのブランドイメージを少数のウルトラスや過激なサポーターが傷つける形となり、愚かな所業は瞬く間に全世界へと発信されていった。

ライプツィヒを嫌うのは個人の自由であるが、暴力や差別用語で相手を攻撃することは容認できない行為であり、女性や子供など弱者に対しても暴力が振るわれたことは断じて許されない。恥を知るべきだ。加害者には厳しい処罰が下ることを望む。

 - 16/17シーズン, ブンデスリーガ, ボルシア・ドルトムント ,

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